★★★
2015年-2017年
全4巻

●あらすじ(チャットGPTより)
小柄で気弱、クラスでもいじめの標的になりがちな中学2年生の少年・星野テル。そんな彼の密かな心の支えは、誰もが憧れる学校の人気者であり、幼馴染でもある美少女・天宮マヒルだった。ある日、テルは意を決してマヒルに長年の想いを伝える。ダメ元での告白だったが、返ってきたのはまさかの「OK」。晴れて2人は恋人同士となり、テルは夢のような幸せな日々が始まるのだと信じて疑わなかった。
しかし、甘い幸せは長くは続かなかった。付き合い始めたその日から、テルの周囲で不気味な違和感と不可解な出来事が頻発し始める。自宅への突然の放火、通学路での不審な人物による襲撃、さらには命を脅かされるような過激なトラブル――。度重なる怪事件に追い詰められていくテル。そして決定打となるかのように、愛する彼女・マヒルまでもが突如として姿を消してしまう。
消えたマヒルを行方を追い、周囲で起きる事件の真相を突き止めようと奔走するテル。しかし調べを進めるにつれ、彼が目にしたのは「可愛くて完璧な幼馴染」というマヒルの素顔とは程遠い、あまりにも歪で衝撃的な事実だった。彼女がひた隠しにしていた過去とは何なのか? 一連の襲撃事件は一体誰の仕業なのか? そして、彼女が隠し持つ「ブラック」な真実とは――。
爽やかな甘い初恋から一転、平穏だった日常が容赦なく崩壊していくサバイバル・学園サスペンス。絶体絶命の危機に晒される中で試される二人の絆と、一冊ごとに明かされていく衝撃の伏線回収。一瞬も油断できない緊迫感と予測不能なスリルが駆け抜ける、全4巻一気読み必至の心理サスペンスアクション!
●感想
正直に言うと、「悪くはないけれど、人には強くお勧めしにくい“普通”の作品」というポジションに落ち着いてしまっている印象です。
全4巻という短さでテンポよく読める点は評価できますし、サスペンスとしての掴み(日常が崩壊していくスリル)は悪くありません。
ただ、全体的に「どこかで見たことがある設定や展開」の域を出ず、サスペンスとしての毒や深みがやや中途半端に感じられる部分があります。ヒロインの「ブラック」な要素や事件の真相も、このジャンルを読み慣れている人からすると想定の範囲内に収まりがちで、大きな衝撃や強烈なカタルシスまでは届きにくいかもしれません。
「駄作」とまでは言わないものの、「絶対に読むべき名作!」と推すにはパンチが足りず、暇つぶしにサラッと読む分にはアリ……という、絶妙に“フツウ”な作品です