★★★☆
2018年-2019年
全2巻

●あらすじ(GEMINIより)
『いいゆだね!』は、国民的漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』を長年連載してきた巨匠・秋本治が描く、東京の下町を舞台にした温かな銭湯コメディ&下町人情ドラマです。
舞台は、葛飾区浅草通り沿いにある昔ながらの銭湯「熊乃湯」。かつては賑わっていたものの、建物の老朽化や時代の変化、さらに店主である熊五郎の気まぐれさも手伝って、今や廃業寸前の危機に瀕していました。そんなある日、海外を放浪していた熊五郎が、遥か遠くブラジルから一人の美女を連れて帰ってきます。それが、日系三世のヒロイン・マリアです。
日本の銭湯文化に深い感銘を受けたマリアは、なんと倒産寸前の「熊乃湯」の店主(オーナー)を引き受け、自分の手で再建することを決意します。南国仕込みの明るくポジティブな性格と、持ち前の自由でグローバルな発想力を武器に、マリアは次々と斬新な銭湯改革を打ち出していきます。ブラジルのカルチャーを取り入れたイベントや、新しい設備・サービスの導入、地元の商店街とのコラボレーションなど、彼女の情熱とアイデアは、静かだった下町の街並みと銭湯に少しずつ活気を取り戻していきます。
作中には、銭湯を愛する個性豊かな下町の常連客や地元の職人たちが多数登場し、マリアを中心に繰り広げられる賑やかなドタバタ劇と、人情味あふれる交流が描かれます。
秋本治作品ならではの圧倒的な密度の背景描写と、緻密に取材された銭湯や下町の知識、そして誰もが安心して楽しめるライトで爽快なギャグセンスが凝縮されているのが本作の大きな魅力です。
異国の地からやってきたチャーミングなヒロインが、日本の古き良き銭湯文化を守り、人々の心を温めていく――全2巻という手軽さの中に、読んだ後にお風呂上がりのような心地よさと爽やかさが残る、ハートフルな下町銭湯奮闘記です。
●感想
こち亀の絵から離れないが、銭湯を再建させる物語は面白いです。