★★★☆
2003年
全1巻

●あらすじ(GEMINIより)
『アバンギャルド夢子』は、思春期特有の過剰な自意識と、「性」への異常なまでの衝動に振り回される女子高生の姿を描いたフェティッシュ青春コメディです。
高校1年生の望月夢子は、どこにでもいる普通の女子高生……のはずですが、彼女の頭の中はある一つの欲望で埋め尽くされていました。それは「本物の男性器を見てみたい、触ってみたい」という、単なる好奇心を超えた強烈な衝動でした。思春期ならではの抑えきれない性的なフェティシズムに突き動かされた夢子は、妄想を爆発させるだけに留まらず、ついにその願望を現実のものにしようと一歩を踏み出します。
その手段として彼女が思いついたのは、「美術のデッサンモデル」として男性を勧誘することでした。名目上は芸術のための作品作りと偽りつつ、本心は単に生の男性器をじっくりと観察し、触れたいという不純な動機そのもの。夢子はターゲットとして、校内でも屈指の美男子である同級生・山内を言葉巧みに誘導し、自身の部屋へ呼び寄せることに成功します。
嘘と願望が入り交じる緊張感の中、部屋で二人きりになった夢子は、必死に「自分は芸術を探求するアバンギャルドな表現者である」という虚勢を張りながら、山内を裸にしようと試みます。しかし、純粋すぎるゆえの暴走と、土壇場で押し寄せる乙女心や恐怖心、そして相手の予想外の反応によって、事態は思わぬ方向へと転がっていきます。
変態的とも言える欲求に真面目かつ滑稽に向き合う夢子の姿を通して、性への葛藤、恥じらい、そして誰しもが抱く思春期の歪んだ自意識の暴走が、ユーモアと切なさを交えて描かれます。押見修造作品の原点とも言える「性のトラウマやフェティシズム」を、初期ならではの疾走感とコミカルなタッチで描き切った青春ストーリーです。
●感想
ちんこに興味がある女子女子高生が、芸術に目覚める話なのかな。
すごい良く分からないけど、読ませる力がすごい。