★★★★
2018年-2021年
全13巻

●あらすじ(GEMINIより)
『サマータイムレンダ』は、和歌山県和歌山市に実在する日ノ島をモデルとした離島「日ノ影島」を舞台に繰り広げられる、極上のSFタイムループ・サスペンスホラーです。
主人公の網代慎平(あじろ しんぺい)は、幼馴染である小舟潮(こふね うしお)の訃報を聞き、2年ぶりに故郷である日ノ影島へと帰郷します。潮の死は海での事故死として処理されようとしていましたが、親友の窓から「潮の首には他殺の痕跡があった」と告げられたことで、事態は急変します。さらに島には「自分と同じ姿の『影』を見た者は死ぬ」という不吉な伝承が残されていました。
不可解な疑惑を追う慎平の前に現れたのは、亡くなったはずの潮と瓜二つの「影」でした。次々と凄惨な事件が巻き起こり、慎平自身も頭を撃ち抜かれて命を落としてしまいます。しかし目を開けると、そこは島へ向かうフェリーの中——慎平は自身が「死ぬと一定の過去へ時間を巻き戻してやり直せる(タイムループする)」という謎の能力を得ていることに気づきます。
自分そっくりの姿をして人間を殺し、成り代わっていく怪異「影」。その正体と目的は何なのか。慎平はループを繰り返す中で情報を集め、残された仲間たちと共に、島全体を呑み込もうとする「影」の病と黒幕に立ち向かっていきます。
しかし、慎平のタイムループ能力には「死ぬたびにループの開始地点(セーブポイント)が徐々に未来へ進んでしまい、やり直せる回数に限界がある」という絶望的な制約が存在します。常に命がけの選択を迫られる緊迫感、緻密に練り上げられた伏線回収、そして圧倒的な迫力で描かれるバトル展開が疾風怒濤の勢いで加速していきます。
夏の離島のノスタルジックな空気感と、息もつかせぬサスペンス・アクションが融合した、全13巻一気に駆け抜ける傑作SFミステリーです。
●感想
タイムリープからのループ。
こういう話は多いけど、面白い部類に入る作品。