★★☆
全2巻
2018年-2019年

●あらすじ(GEMINIより)
英語は一切喋れない、けれど職と住む場所を失って崖っぷちに立たされたアラサー女子・柄本(えもと)。彼女が拾われるようにして再就職を果たしたのは、都内にある大手英会話スクールだった。
しかし、彼女に与えられた役職は英語を教える講師ではなく、スクールの運営や生徒の勧誘、契約更新を担う「受付・営業スタッフ」。入社早々、英語コンプレックス全開の柄本を待ち受けていたのは、一癖も二癖もある外国人講師たちと、さまざまな事情や悩みを抱えて通ってくる生徒たちが織りなす、カオスでリアルな英会話スクールの舞台裏だった。
なかでも柄本を頭を悩ませるのが、スクール一番の稼ぎ頭であり、超優秀だが極度の人間嫌いでドSな英国人講師・クライヴ。彼は日本語がペラペラであるにもかかわらず、レッスン以外では徹底して冷徹でスパルタ。柄本に対しても容赦なく厳しい態度で接してくる。
最初はクライヴの意地悪な振る舞いや、無理難題ばかりの業務に振り回され、逃げ出したくなる柄本。しかし、生徒一人ひとりの目標や抱える悩みに泥臭く向き合い、スクールの業績を上げるために奔走する中で、彼女は持ち前のガッツと誠実さを発揮していく。そして、一見冷酷に見えるクライヴが、実は誰よりも真剣に生徒や英語教育と向き合っている情熱や、不器用な優しさを秘めていることに気づいていく。
相反する性格のふたりは、スクール内で発生する「生徒の退会危機」や「講師陣のトラブル」といった数々の試練を乗り越える中で、次第に最強のビジネスパートナーとして固い絆を結んでいく。同時に、仕事を超えた甘酸っぱくもスリリングな距離感が生まれ始めて――?
マツモトトモ独特のキレのあるテンポとスタイリッシュな描線で描かれる、英会話スクールのリアルなお仕事事情と、不器用な大人の恋模様が詰まった爽快ドタバタラブコメディ。
●感想
「英会話スクール」という身近な舞台設定や、全2巻というサクッと読める手軽さに惹かれて手に取ってみたのですが……率直な感想を言うと、自分にはいまひとつ刺さらず、あまり楽しむことができませんでした。
少女・女性漫画特有のノリと展開
楽しめなかった一番の理由は、やはり少女漫画・女性漫画ならではの独特なノリや展開にあったのかなと感じています。
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主人公(ヒロイン)とドSな外国人講師の掛け合いやテンポ感
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気持ちが追いつく前にどんどん進んでいく恋愛・人間関係のイベント
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コメディ描写や誇張されたキャラクターのリアクション
このあたりの描写が、普段読み慣れている少年漫画や青年漫画の感覚とはかなり異なり、最後までストーリーやキャラクターに入り込むことができませんでした。
設定や「お仕事モノ」としての期待とのギャップ
「英会話スクールの裏側」という舞台設定自体は非常に魅力的で、スタッフの営業の苦労やスクール運営のリアルな裏事情といった「お仕事漫画」としての面白さを期待していた部分もありました。
ただ、全2巻という尺の短さもあってか、仕事の泥臭い描写以上にキャラクター同士のドタバタ劇や恋愛模様に焦点が当たっており、個人的にはもう少し深く掘り下げてほしかったな……というのが正直なところです。