「NOiSE」@弐瓶勉

★★★

2001年

全1巻

●あらすじ(GEMINIより)

弐瓶勉によるSF漫画『NOiSE』は、代表作『BLAME!』の膨大な世界観の起源と、過酷な世界の始まりを描いたサイバーパンク・アクション作品です。

舞台は、テクノロジーが過度に進歩しながらも頽廃的な雰囲気が漂う巨大大都市。警察署の特捜課に所属する女性刑事・ムスビは、街で頻発していた幼い子供たちの連続誘拐・殺人事件の捜査にあたっていました。手がかりを追う中で、ムスビはカルト教団「教導会」が裏で蠢いていることを突き止めます。彼らは子供たちを拉致し、人間を異形へと作り変える禁断の実験を行っていたのです。

調査を進めるムスビは、やがて人間を超越した力を持つ怪物へと変貌を遂げた「珪素生命」の最初の個体と遭遇します。圧倒的な暴力と異常な技術の前に警察組織は無力であり、ムスビ自身も激しい戦闘の末に瀕死の重傷を負ってしまいます。しかし、彼女は自らの身体を機械化(サイボーグ化)するという過酷な選択を強いられながらも、正義感と使命感から事件の真相を追い続けます。

教団の真の目的は、都市のインフラを制御する管理システム「ネットリアル」へのアクセス権である「ネット端末遺伝子」を持たない人間を排除し、都市そのものを支配・変容させることにありました。ムスビは果てしない絶望的な戦いの中で身体を破壊され、人間としての姿や記憶を削り取られながらも、都市を脅かす脅威と戦い続けます。

本作は、なぜ都市が制御を失って無限に増殖し続ける巨大な迷宮「階層都市」へと姿を変えてしまったのか、そして人類の敵である珪素生命がどのようにして生まれたのかという『BLAME!』の前日譚にあたる壮大な謎を明らかにします。圧倒的な作画密度と無機質なサイバーパンクの美学の中で、たった一人で世界と戦い続ける主人公の過酷な運命を描き出したダークファンタジーの傑作です。

●感想

2001年の作品でありながら、近未来的で良い感じです。

AIばかりでなく、遺伝子工学もどのような進化を遂げているのか、分からないですね。

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