★★★★★
全8巻
2003年-2009年
鉄腕アトムの手塚治虫とYAWARA!の浦沢直樹。
すごい作品です。
テーマがロボットと人間。
そして、ロボットは人間に近づけるのか、近づくべきなのか。
ロボットによる戦争、人間を傷つけられない制約。
いろいろと難しい問題が含まれています。
そして、ロボットは感情を持てるのか。
こちらも難しいです。
高度に知識を持ったロボットは権利を持ち、人間とロボットの共生が行われています。
そして狙われるロボットがどれも素晴らしかったです。
それぞれの個性があり、考えがあり、ロボットと人間の差はもはやありません。
しかし、憎しみ等の感情は人間のもつ特権でしょうか。
ロボットも持てるのでしょうか。
いろいろと考えさせられるものがあります。
最後は想定通りというか、世界観が一気に広がったと言うか、満足の行く結末になっているかと思います。
こんなに面白い作品があったんだと、これまで読まず嫌いだったのが恥ずかしいと感じました。
やはり漫画は面白いですね。