★★★★
全10巻
2013年-2018年
まさか元寇を題材にした作品があるとは思いませんでした。
鎌倉時代ですよ。
その中でも対馬が題材となっています。
続日本100名城にも選定されている金田城が舞台です。
もともと663年の白村江の戦いに大敗し、唐と新羅に責められる危険性から築いたお城です
が、鎌倉時代の元寇で攻められていたんですね。
九州に直接行って、嵐で船が転覆しただけかと思っていました。
モンゴル帝国という強大な国に攻められているのですからそんなはずはないですね。
史実や現実的な考えでしっかりとストーリーだてられています。
主人公は少し強すぎますがまぁそこは御愛嬌ですね。
圧倒的な兵力差の前に攻め込まれて、殺されたり奴隷にされたりしていきます。
最後も勝利ではなく生き残ったという感じで、後味悪い終わり方ですが、史実としても合っているような気がし、歴史は変えられないのでこれでよいのだと思いました。