★★★★☆
全31巻
2014年-2022年
日露戦争後の明治末期の北海道を中心とした話です。
注目すべきはアイヌ民族について書かれているところだと思います。
大量の金塊を隠した宝の地図は囚人の入れ墨。
金塊争奪戦となっていき、陸軍や元新選組の土方歳三なども出てきて、大変なことになります。
そんな中不死身の杉本とアイヌのアシリパが手を組み、物語が進んでいきます。
途中樺太に行き、ロシア領にも入るところもあり、日露戦争後でかなり危険です。
アイヌ民族の生活や日本・ロシアを跨いだ民族であったことなど、よく分かる内容となっています。
また、最近でもたまに事件が起こりますが、ヒグマが人を襲ったりする描写も北海道ならではです。
それにしても不死身の杉本が不死身すぎて驚きました。
そして、アシリパさんなど、アイヌ民族の人の名前が最後まで覚えられませんでした。
慣れない名前だと覚えられないものですね。
すごく楽しいといった話ではないため、ものすごいハマって読み進めるということはなかったのですが、それでも非常に良い作品であったと思います。