★★★★
2008年-2009年
全3巻
北海道のヒグマと人間との戦いの話です。
ヒグマの怖さが前面に押し出されています。
テレビの報道記者が娘と天塩研究林に行ったところ、ヒグマに襲われた跡を発見するところから始まります。。
密猟者の一人が襲われヒグマに食われており、人を食ったヒグマは野生の動物より簡単に捕れる人間を襲うようになるらしいです。
そこから、研究室のプレハブなどが狙われます。
車やプレハブなどはあっという間に壊され、ものすごい状況になります。
走る速度も速く、力も強い、木にも登ります。
もはや勝てないですね。
鼻も犬よりもいいようで、どこまでも追跡していきます。
恐ろしいです。
アイヌ民族が自然と共生していた場所に侵略していったのだから、熊に食べられても仕方がないという考え方。
なかなか、そうかもしれませんが、自分だと受け入れられません。
生きたまま食べられる恐怖なども描かれており、すごい作品です。
強力なライフル銃など無いと人間では全く歯が立たないということがよく分かります。
北海道に行くのが少し怖くなってきました。