★★★★
1997年-2000年
全6巻
もし徳川家康が関ヶ原の戦いで死んでいたら。という新しい切り口でのストーリー展開が非常に面白いです。
戦国時代は影武者を多くの大名が活用していました。
武田信玄も親族を影武者にしていたという記録が残っているそうです。
ですので、徳川家康も影武者がいても全くおかしくありません。
その上で、最も重要な関ヶ原の戦いの最初に徳川家康が暗殺されるというストーリー。
すごいですね。
これを指示したのも、石田三成の腹心である島左近というところも歴史を感じます。
その後影武者が活躍するのですが、本多忠勝、側室、そして徳川秀忠との闘い。
それぞれの思惑があって、影武者を徳川家康として盛り立てなければならない状況となっており、面白いです。
やはり歴史的にも秀忠が気になるところですが、この途中で終わってしまったのが残念でなりません。
秀忠を将軍にした後も駿府城で威光を放ち続けた状況を描いてほしかったなぁと感じました。
やはり戦国時代を描いた漫画は面白いですね。