「海賊とよばれた男」@百田尚樹×須本壮一

★★★★★

全10巻

2014年-2016年

●あらすじ

戦後日本の再建に尽力した実業家をモデルにした物語です。1945年、敗戦により全てを失った日本で、一人の男・国岡鐡造が立ち上がります。彼が経営する「国岡商店」は、戦争で会社資産のほとんどを失うものの、社員を誰一人として解雇せず、再起を目指します。

戦後の混乱期、鐡造は石油販売を中心に再び事業を起こし、会社の再建に尽力します。漁業支援やラジオ修理など幅広い事業を展開しながらも、鐡造は石油を日本の未来の鍵と信じ、海外企業や国際的な競争相手と果敢に戦います。特に、安価な石油を求めて世界中の国々と交渉を重ねる彼の姿勢は、信念とリーダーシップの象徴として描かれています。

物語は、鐡造の決断力や社員への思いやり、時には「海賊」と揶揄されるほどの大胆さを通じて、日本経済再生のための奮闘を描きます。この作品は、戦後の日本がどのように立ち直ったのか、そしてリーダーとしての理想像を問いかけるものとなっています。

●感想

出光興産創業者の出光佐三をモデルとした作品です。

現在の日本のガソリンスタンドはENEOSがものすごいシェアを持っていますが、この漫画を読むと出光で入れようかなと思ってしまいます。

石油メジャーに対抗した、それも戦後すぐにというところは、すごいとしか言いようがありません。

戦後皆心が折れている中で立ち上がれる不屈の精神は見習いたいものがあります。

解雇も定年も無い、社員を大切にする会社。

日本の企業がこれまで持っていた精神がある気がしました。

にほんブログ村 漫画ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 漫画ブログ おすすめ漫画へ
にほんブログ村

にほんブログ村 漫画ブログ 漫画感想へ
にほんブログ村

にほんブログ村 漫画ブログ 今日読んだ漫画へ
にほんブログ村

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする