「神さまの言うとおり 弐」@金城宗幸

★★★☆

2013年-2017年

全21巻

●あらすじ

平凡な高校生・高畑瞬(たかはた しゅん)は、北海道の片田舎でのどかに暮らしていたが、ある日突然、学校で始まった謎の“神さまゲーム”に巻き込まれる。授業中、教室に突如現れたマトリョーシカ人形によって、生徒たちが次々と無残に殺されるという“だるまさんがころんだ”のような遊びが始まり、瞬は一命を取り留めたものの、そこから過酷なサバイバルの幕が開く。

この“神さまの試練”と呼ばれるゲームでは、「けんけんぱ」「だるま落とし」「鳥居くぐり」など、古今東西の遊びをモチーフにした恐怖の競技が次々に出現。一歩間違えば即死という極限状態の中、参加者たちは命を賭けて試練に挑むことになる。

ゲームの参加者は北海道だけでなく、全国から選ばれた高校生たち。彼らは“神の子”としての資質を試される。瞬はそこで、天谷武(あまや たける)というカリスマ的存在と出会う。天谷は前作の主人公・高畑瞬とは対照的に、自らの快楽と支配欲のためにゲームを楽しむ狂気の男であり、やがて神さまゲームの中心人物のひとりとして君臨していく。

やがて試練は“選別の儀式”と呼ばれる段階へと進み、過酷な遊びの裏には、人類の存続や進化を懸けた巨大な目的が隠されていることが明らかになっていく。ゲームを運営する“神さまたち”の正体、試練の本当の意味、そして“人間とは何か”という問いが、壮大なスケールで描かれていく。

最終的に、瞬たちは天谷武との決戦を迎え、ゲームの真相と“人類を救う者”としての運命に立ち向かうことになる。命、倫理、そして神の存在すら問うこの物語は、単なるデスゲームを超えた哲学的かつ宗教的な寓話として幕を閉じる。

●感想

とんでもない作品だなぁと思って読んでいました。

最後の方で、やっと謎が解けてくるのですが、最後はこうなるかと予想がつかない終わり方で終わってびっくり。

これはなかなかの作品ですね。

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