★★★★★
全1巻
2012年
6本の読み切り作品がまとめられたものです。
よみきりだと、ページ数が限られているためか、どれも中途半端な感じで、すごい面白いというところまで行き着かないのですが、この作品は違いました。
1本目がもっとも自身がある作品なのだと思いますが、たしかにすごいです。
式の前日によくある光景として読んでいったのですが、どんどん違和感が出てきます。
そして最後にその違和感が解消されるのですが、なんとも言えない感じがします。
なるほど。そう来るか。
他の作品も非常にストーリーが練り込まれています。
2本目のあずさ2号も離婚した夫婦とその子供の話かと思ったのですが、それはもうしっかりと考えられたストーリーでした。
よくよく考えるとどれも同じタッチでストーリーが組み立てられているのですが、こういう雰囲気の作品が好きなんだなぁと改めて実感しました。
オススメです。