「セトウツミ」@此元和津也

★★★★

全8巻

2013年-2017年

 

●あらすじ(GEMINIより)

此元和津也による『セトウツミ』は、関西の高校生である瀬戸と内海が、放課後の河川敷で交わす会話を中心に描いた青春漫画です。サッカー部を辞めたお調子者の瀬戸と、成績優秀でクールな内海。性格も考え方も正反対の二人は、特に目的があるわけでもなく、いつもの場所に座って時間を過ごしています。

二人の会話の題材は、学校のこと、友人のこと、恋愛、家族、社会への疑問など、実にさまざまです。瀬戸が思いつきで話を振れば、内海は冷静な分析や屁理屈で応じ、ときには瀬戸の言動を容赦なく論破します。何気ない雑談は、次第に妙な方向へ脱線し、くだらない言い争いや独特の駆け引きへと発展していきます。関西弁によるテンポのよい掛け合いと、二人の絶妙な間合いが生み出す笑いが、本作の大きな魅力です。

しかし、物語は単なる高校生の日常コメディーにとどまりません。河川敷を訪れる同級生や、二人を取り巻く人々との関わりを通じて、それぞれの家庭環境や抱えている悩み、周囲には見せない一面が少しずつ明らかになります。特に、明るく振る舞う瀬戸と、感情を表に出さない内海の内面には、会話だけでは分からない複雑な事情が隠されています。

一見すると、何も起こらない放課後の風景。しかし、何気ない会話の中には、登場人物の本心や物語の先につながる伏線が巧みに織り込まれています。笑いを誘うやり取りが、時には不穏な空気や切ない余韻へと変わり、読者の予想を裏切っていきます。

物語が進むにつれ、二人の関係や周囲の人々の思惑が複雑に絡み合い、河川敷での何気ない時間にも別の意味が生まれていきます。日常会話の面白さと緻密な構成を両立させた、独特の青春群像劇です。全8巻で完結し、最後まで読むことで、二人の会話や物語の見え方が大きく変わる作品となっています。

 

 

●感想

河川敷の階段で二人を中心とした会話が漫画になっています。

良くこの内容で漫画として成立するなという驚きがあります。

面白いのか、面白くないのかよくわからないけど、何となく読み進められる感じでしたが、最後はすごかったですね。

全てを回収したかな。

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