★★★★☆
全34巻
2009年-2021年
ついに完結したという情報を聞いて、一気読みしました。
長く続いたので自分がどこまで読んだのか分からなくなっていました。
途中途中うる覚えでしたが、島から出たところまで記憶にありました。
人が巨人になるという展開からかなり注目を浴びた作品でした。
そして、気が付いたらそれは小さな島の中での話で、世界はもっと広かったというもの。
どこかで聞いたような話だなぁと思ったら、「クレイモア」が同様の話だった気がします。
ただ、外の世界を知って、そこでは巨人になれる人種が迫害を受けており、その理由は過去の虐殺であったなんて言うのはかなり深い内容ですね。
正義はどこにあるのか。
過去の迫害を今の人に押し付けていいのか。
これは、これまでの現実の戦争でも同じことが当てはまります。
日韓関係も同様かもしれませんね。
その上で巨人の血を絶やすための「安楽死計画」。
これはなるほどなと思いました。
子供を作れない体にする。
生きている人に直接被害は受けないが、その代で終わりになります。
この発想から思うのは、今のコロナ禍。
新型コロナにならないようにワクチン接種が今行われています。
もし、このワクチンが子供を産めなくなるようなものだったら。
そういったことを考える科学者・医学者がいてもおかしくないですよね。
すぐには分からないけど、気づいたときには手遅れになっているみたいな。
なかなか奥が深いですね。
そして、最後は巨人になる力を消滅させること。
まぁこの発想が適切なのでしょう。
それにしても、地ならしと称して、まさか大型巨人が足で踏んで行って都市を破壊していくなんて考えだとは思いませんでした。
この方法でどれだけかかると思っているのか。
でも、以前何かのアニメでこんなことやろうとしていたような。
そうです。Vガンダムでした。
まぁ自然まで踏みつぶそうとしているところは違いますが、すごい原始的なやり方で殺戮していきます。
発想が凄いですね。
人の名前やストーリーの難易度からも、これは一気に読まないと分からなくなる作品だと感じました。
すごい作品でした。