「赤の世界」@びっけ

★★★☆

全1巻

2011年

●あらすじ(GEMINIより)

本作は、「戦争」や「時代の波」によって試され、引き裂かれていく人々の切なくも強い絆を描いた4つの短編からなるオムニバスストーリーです。

表題作『赤の世界』では、20××年、近未来の夏を舞台に描かれます。遥か昔から引き継がれてきた政治的な陰謀や宿命が、前途ある少年たちの平和な日常を侵食し、彼らの運命を容赦なく翻弄していきます。

『朗読時間』では、激化する戦争によって物理的に離ればなれになってしまった男女が描かれます。どれだけ距離や時代に隔てられようとも、互いを繋ぐのはかつて耳にした変わらない“声”。二人はその声を道しるべに、抗い難い運命へと立ち向かおうとします。

『鳩の翼』は、戦時下の空を舞台にした少年と伝書鳩の物語です。戦火が広がり人々が疑心暗鬼に陥る中、一羽の鳩に託されたまっすぐな想いと、それを運ぶ空の旅を通して、純粋な希望と絆の尊さが描き出されます。

『掌(てのひら)の花』では、命を懸けなければ成就することのない究極の愛の形が綴られます。過酷な状況下で互いを守るため、自らの身を比喩的・実質的に捧げようとする者たちの深い愛情が情感豊かに描かれます。

独立しているように見えるこれらの物語は、時代や場所を超えて密接に結びついています。読み進めるうちに点と点が線となり、悲劇的な戦時下や残酷な宿命の中でも絶えることのない「人の想いの強さ」と「希望」が鮮やかに浮かび上がる、感動的な完結を迎えます。

●感想

短編集で4つの話が入っています。

戦争が絡んできていて、なかなか難しい話です。

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