★★★★★
全8巻
2017年-2021年
母を不幸に陥れた御手洗家に復讐を誓う少女・村田杏子が主人公です。
幼い頃、裕福な御手洗家で住み込み家政婦をしていた母が、ある火事事件の濡れ衣を着せられ、以降一家は悲惨な生活を余儀なくされます。
杏子は家族を苦しめた御手洗家の真実を暴くため、復讐を決意し、「御手洗幸乃」と偽名を使って御手洗家に接近します。
偽りの顔を使い、次第に家族の秘密を暴く杏子は、事件の真相に迫るも、御手洗家の人々の裏に隠された複雑な思惑や過去の因縁に揺さぶられていきます。
愛憎と秘密が絡み合う中、真相を解き明かし、母の無念を晴らすべく、杏子は命がけの復讐劇を繰り広げていくのです。
若干無理がある展開もありますが、そこも含めて面白かったです。
小学生の頃を知っているなら、特に深いつながりがあるなら気づくだろうと思いつつ、まぁ気づかずに潜入して、うまく取り入っていくところがいいですね。
子供にバレたり、こいつが犯人だったかと思ったらそれで終わらないところなど、よく練られているなぁとすべて読み終わってから思いました。