★★★★☆
2014年-2017年
全9巻
●あらすじ(チャットGPTより)
『僕たちがやりました』は、平凡な高校生たちが「ほんのいたずら心」から重大事件を引き起こし、逃げ場のない現実と向き合っていく青春サスペンス漫画です。
物語の主人公・増渕トビオは、「そこそこ幸せな人生でいい」と思っている普通の高校生。仲間のマル(丸山友貴)、伊佐美翔、そして先輩の**小坂秀郎(通称パイセン)**とつるみながら、平凡で退屈な日常を過ごしていました。
ある日、隣接する不良校・矢波高校の生徒たちにマルが暴行を受けたことをきっかけに、彼らは仕返しを決意します。ただし、本気の復讐ではなく、あくまで「ビビらせる」程度の悪ふざけ。パイセンの協力で自作の爆弾を仕掛けると、それが予想外に大爆発を起こしてしまい、矢波高校の生徒数名が死亡する大惨事になります。
誰にも殺意はなかった。けれど、「やった」のは紛れもなく自分たち。事の重大さに気づいた4人は口止めのために金を受け取り、逃げる道を選びます。しかし、それぞれの心の中には「罪悪感」が静かに広がっていきます。
警察の捜査が進む中で、仲間の結束は徐々に崩れます。金を持ち逃げしようとする者、罪から逃げ続ける者、自白を考え始める者──。トビオ自身も逃亡生活の中で、自分の人生や命の価値、罪の重さと向き合い始めます。
一方、事件の裏側では、パイセンの父で裏社会の権力者・輪島宗十郎が動いていました。彼は、自分の息子を守るため、別の人物に「真犯人」として罪を被せようと画策します。これにより、一時的にトビオたちは容疑者から外れるものの、偽りの清算では心の重さは消えません。
やがて、トビオは決意します。「自分たちがやった」と世間に告白しようと。仲間とともにマスコミの前で真実を語ろうとする彼らを、輪島の息がかかった人物たちが妨害しますが、最後にはそれぞれが自分なりの形で罪と向き合うことになります。
●感想
なかなか面白いけど難しい話ですね。
複雑な状況で何とも言えない作品です。
これは面白いのか迷うところですが、ぐいぐい読み進められるだけの魅力はあります。