★★★☆
2018年-2021年
全4巻

●あらすじ(チャットGPTより)
『最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常―』は、作家の二宮敦人が、日本最高峰の芸術大学である東京藝術大学に通う学生たちの実態を取材し、その独特すぎる日常を描いたノンフィクション作品である。
本書では、「藝大はなぜ“最後の秘境”と呼ばれるのか」という問いを軸に、一般的な大学とは大きく異なる学生たちの生活や価値観が次々と紹介されていく。登場するのは、芸術に人生のすべてを捧げるような個性的な学生たちであり、彼らは常識にとらわれない発想と行動力を持っている。例えば、制作に没頭するあまり生活が極端に偏ってしまう者や、作品のために奇抜な素材や方法を選ぶ者、さらには常人では理解しがたいこだわりを持つ者など、その生態はまさに“カオス”と呼ぶにふさわしい。
また、藝大の入試の過酷さや倍率の高さにも触れられ、単なる変わり者の集まりではなく、厳しい選抜をくぐり抜けた実力者たちであることが強調される。音楽学部・美術学部それぞれにおいて、幼少期からの鍛錬や膨大な努力の積み重ねが必要であり、その背景を知ることで、彼らの一見奇抜な行動にも確かな理由があることが見えてくる。
さらに本書は、学生だけでなく教授陣や授業内容にも焦点を当て、自由度の高い教育環境がいかにして独創的な才能を育んでいるのかを描き出す。一般社会の尺度では測れない価値観が尊重される場であるからこそ、常識外れとも思える発想が肯定され、新たな芸術が生まれていくのである。
一方で、芸術の道を志すことの厳しさや不安定さにも言及されており、卒業後の進路や将来への葛藤といった現実的な問題も描かれる。夢と情熱だけでは乗り越えられない壁がある一方で、それでもなお表現することをやめられない人々の姿が印象的に浮かび上がる。
本作は、奇抜で笑えるエピソードの数々を通して読者を楽しませつつ、芸術に生きる人間たちの本質や覚悟に迫る内容となっている。東京藝大という特異な環境を舞台に、「好きなことに人生を捧げるとはどういうことか」を問いかける一冊である。
●感想
小学生のころ、絵を描くのが好きだったので芸大に行こうと思っていました。
あまりどんな正解か知らなかったけど、すごいところですね。