「ヒメアノ〜ル」@古谷実

★★★★

2008年-2010年

全6巻

●あらすじ

古谷実による心理サスペンス漫画で、日常と狂気が交錯する物語です。主人公の岡田は、冴えない日々を送る平凡な青年。彼はバイト先の先輩・安藤から、喫茶店で働くユカへの恋愛相談を受け、2人の恋を応援することにします。しかし、岡田自身もユカに密かに惹かれており、三角関係の微妙な空気が生まれます。

一方で、物語は岡田の高校時代の同級生であり、偶然再会した森田正一に焦点を当てて展開。森田は一見普通の青年に見えますが、実は心に深い闇を抱える連続殺人鬼。彼の存在が岡田とユカの平穏な日常を徐々に狂わせていきます。

物語が進むにつれ、森田の過去や狂気の原因が明らかになり、岡田たちは逃れられない悲劇へと巻き込まれていきます。淡々とした日常描写と、容赦のない暴力描写の対比が際立ち、人間の本質や善悪の境界を問いかける衝撃的な作品です。

●感想
稲中卓球部の作者の作品。
稲中みたいにお気楽な作品だろうと思って読んでいたら、全然違いました。
てっきり清掃の契約社員をやりながら、世間を羨む話かなくらいの感じで読んでいたのですが、気がついたら殺人や死体遺棄の話に変わって、ストーカーなんかも加わり、これはどこに行くのだろうと。
いつの間にかサスペンス漫画というか、ホラー漫画になっていますね。
かなり予想を裏切ってくるストーリー展開は驚きを隠せない内容です。
巻数もそれほど多くないため、一気によんでしまいました。

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