全25巻
★★★★★
2005年-2017年
千利休や織部など、茶道の話かなと思いきや、ものすごい奥の深い戦国時代の内容でした。
読んでいて面白いのか、面白くないのか分からないときが多々ありましたが、最後の方に来ると乙という言葉と遊び心の必要性などがよく理解できるようになりました。
陶芸などにも興味がなかったのに、たしかになと思えるところが増えてきている自分に驚きました。
豊臣秀吉や徳川家康、どちらにつくこともなく、面白い世を作ろうと努力した織部氏。
実在した人物ですが、どこまでが事実なのか、でもこうあってほしいと思いました。
最後はハッピーエンドに終わると想定していたのですが、史実通りとなったのか。いや、やはり生きているという描写を残したことで良くなったのか、難しいところではありますが、全体を通して素晴らしい作品です。