「JKハルは異世界で娼婦になった」@平鳥コウ×山田J太

★★★★☆

2018年-2023年

全7巻

●あらすじ(チャットGPTより)

『JKハルは異世界で娼婦になった』は、著:平鳥コウ、イラスト:shimanoによる異世界転生小説で、2017年に小説投稿サイト「小説家になろう」で連載が始まり、その過激でリアルな内容から話題を呼んだ作品です。後に早川書房より単行本化され、さらにコミカライズもされました。異世界転生ものとしては異例の社会派作品であり、異世界ファンタジーの形式を借りて「女性の生きづらさ」「性と尊厳」「現実社会の構造的差別」といった問題を鋭く描いています。

物語の主人公・ハルは、ごく普通の女子高生(JK)でしたが、ある日交通事故に遭い、同級生の男子・千葉と共に異世界へ転生します。その世界は、魔法やモンスターの存在する典型的な中世風ファンタジー。しかし、女性が社会的に弱い立場に置かれ、職業選択の自由もほとんどないという厳しい世界でもありました。千葉は「勇者」として冒険者ギルドに迎えられる一方、ハルには特別なスキルも加護も与えられず、生活のために「娼婦」という道を選ばざるを得なくなります。

ハルは売春宿で働きながら、理不尽な差別や暴力、客の欲望と日々向き合うことになります。彼女は涙を流すでもなく、悲劇のヒロインぶることもなく、現実的な思考とシニカルなユーモアで日々を乗り越えていく。彼女の語り口は、淡々としていながらも痛烈で、世界の不条理を冷静に見つめる現代的な視点を持っています。そのリアリズムと心理描写の鋭さが、従来の“異世界モノ”とは一線を画す作品として高く評価されています。

やがてハルは、娼婦仲間や客、そして再会した千葉との関係を通じて、自分自身の生き方や誇りを見出していく。物語は冒険譚ではなく、彼女の「生き抜く」物語です。異世界という設定を用いながらも、実際には現代社会の女性が直面する現実を比喩的に描いており、フェミニズム的な観点からも大きな注目を集めました。

その過激なタイトルや描写の裏には、力強いメッセージがあります――「どんな世界でも、私は私として生きる」という、女性の尊厳と自己決定の物語です。

●感想

最初は異世界のちょっとエッチな漫画かな。という感じで読んでいたのですが、読み進めていくうちに何かあるのかなという雰囲気に変わってきました。

いや、後半は内容がものすごい濃いですね。

そうくるのかと。

そして、最後はすっきり終われる内容でした。

これはすごい作品です。

タイトルや描写からなかなかとっつきにくいものとなってしまっているのが残念です。

非常に読む価値のある作品でした。

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