「自殺島」@森恒二

★★★★☆

全17巻

2010年-2016年

●あらすじ(チャットGPTより)

**『自殺島(じさつとう)』**は、**森恒二(もり こうじ)**によるサバイバル漫画で、生と死、そして「生きる意味」を真正面から描いた重厚な作品です。2010年から『ヤングアニマル』で連載され、読者に強い精神的問いを投げかけたことで知られています。

物語の舞台は、日本政府が極秘に運営する孤島「自殺島」。自殺未遂を繰り返した人々が、社会から切り離されるかのようにこの島へ送られ、いかなる支援もない環境で生存を強いられるという過酷な設定です。主人公の青年・セイは、何度も死を望みながら生き残ってしまった一人で、島での生活を通じて次第に「生きること」と向き合っていきます。

島には、同じように絶望を抱えた人間たちが集まっていますが、その反応はさまざまです。自暴自棄になり命を捨てようとする者、暴力や支配に走る者、仲間と助け合い生き延びようとする者など、人間の本性が極限状態でむき出しになります。物語は単なるサバイバルではなく、人はなぜ生きるのか、死を望む心はどこから生まれるのかを丁寧に掘り下げていきます。

作者・森恒二は『ホーリーランド』でも知られ、リアルで重みのある心理描写に定評があります。本作でも、暴力や死を安易に美化せず、痛みや恐怖、後悔を克明に描写しています。そのため読後感は決して軽くありませんが、同時に「それでも生きる理由は自分で見つけるしかない」という静かな希望が残されます。

『自殺島』は、全17巻で完結した作品で、精神的に重いテーマを扱いながらも、多くの読者に「生きること」を考えさせた、強烈なメッセージ性を持つ漫画です。

●感想

面白いですね。

自殺未遂の人を集めて無人島へ送り込む。

あとは治外法権。

死にたかった人だから、すぐ再び自殺しようとする人が多いが、生きようとする人が集まって生活していく。

その中での対立、理解、これは本当に難しいテーマを描いています。

すごい作品だと思います。

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