「STEINS;GATE 亡環のリベリオン」@水田ケンジ

★★★

2010年-2011年

全3巻

●あらすじ(チャットGPTより)

『STEINS;GATE 亡環のリベリオン』は、人気ゲーム『STEINS;GATE』を原作にしたスピンオフ漫画のひとつで、椎名まゆりを主人公に据えた物語です。本作は、ゲーム本編では語られなかった視点や選択を描くことで、新たな「可能性の物語」として展開します。

物語の舞台は、2010年夏の秋葉原。未来ガジェット研究所のメンバーたちが、偶然タイムマシンに繋がる発明をしてしまったことから歴史を動かしてしまい、主人公・岡部倫太郎は「選択」と「後悔」の狭間で苦悩していきます。原作本編では彼の視点が中心でしたが、『亡環のリベリオン』では、岡部を支え続ける幼なじみ・椎名まゆりの目から物語が語られるのが大きな特徴です。

まゆりはいつも穏やかで、研究所の「ラボメン」たちの空気を和ませる存在として描かれてきました。しかし、この物語では彼女自身が選択を迫られる立場となります。岡部が幾度となく繰り返す「世界線の移動」と「紅莉栖を救いたいという執念」を間近で見てきたまゆりは、やがてその行動が彼自身を傷つけ続けていることに気づきます。彼の背中を押しながらも、まゆりは「彼をどう守るのか」という決断に直面するのです。

物語では、世界線の変動によって繰り返される「まゆりの死」や「紅莉栖の死」という悲劇的な運命が描かれます。原作ゲームにおける「まゆりを救うか、紅莉栖を救うか」という大きな分岐を、本作はまゆりの立場から深く掘り下げ、彼女の内面に迫ります。常に「守られる側」と思われていたまゆりが、逆に「岡部を救うために立ち上がる」姿は、ゲーム本編とは違う感動をもたらします。

また、サブタイトルの「亡環」とは、失われた環、すなわち「欠けてしまった大切な繋がり」を意味しており、岡部・紅莉栖・まゆりの三人が背負った喪失と希望がテーマとなっています。リベリオン=反逆という言葉が示す通り、まゆりは「決められた運命」への反逆を選ぶのです。それは、未来や誰かのためではなく、「岡部を守りたい」という純粋な想いから生まれる決意でした。

物語の終盤、まゆりは自らの意思で運命に立ち向かい、岡部を絶望から解放するきっかけを与えます。その過程で彼女は、ただの「癒しの存在」ではなく、ラボメンの一員として自ら行動する強さを獲得します。こうして『亡環のリベリオン』は、原作では描かれなかったもうひとつの「シュタインズ・ゲート」へと至る物語として幕を閉じます。

●感想

タイムマシンを作成し、未来を変えようという良くある話。

しかし、ゲームの内容を知っていないとこの漫画だけでは理解が出来ない。

まぁ購入する人はゲームが好きで買っていると思うので、それで十分かもしれません。

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