「課長島耕作」@弘兼憲史

★★★★★

1983年-1992年

全17巻

大人気漫画の最初です。

課長時代が一番面白いのか、冊数も多いですし、内容も濃いです。

島耕作の大活躍、普通では考えられない話の連続なのですが、それでも課長という中間管理職の辛さが伝わってくるのはすごいと思います。

大企業だと派閥とか、足の引っ張り合いとか、非常に大変な状況が続きます。

さらに当時は昭和の真っただ中。今では考えられないバブルな状況も描かれており、古き良き時代なのかもしれません。

パワハラ、セクハラが横行していますし、家庭より仕事という当時の状況が強いです。

この昭和の状況から家庭崩壊もすごいですね。

それでも専業主婦が多い時代であったため、家庭は崩壊しても離婚は少なかったのかもしれません。

または価値観として子供や妻が育てるということが染みついていたのかもしれません。

いずれにしろ現在では考えられない内容ですが、振り返ってみれば親父は仕事優先が当たり前の時代だった気もしました。

そういう意味では、現在のワークライフバランスなどの施策は素晴らしいものですね。

サラリーマンにお勧めの漫画です。

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